パークランドという映画をテアトル梅田で観てきました。
これまで何度も映像化され、アメリカ史最大のミステリーともいわれている「ジョン・F・ケネディ大統領暗殺事件」をテーマにした作品です。
パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間 リーフレット
三発の銃声が鳴り響き、大統領が凶弾に倒れた。
これは暗殺事件の裏側に迫った緊迫のドキュメント。
担当医師、カメラ愛好家、シークレットサービス、FBI、そして容疑者の家族。
あの時、本当は何が起こっていたのか?
事件に関わったものだけが知る驚きの真実が、今明かされる。
これまで発表されてきた作品ではこの事件のあまりに不可解な謎の多さから「陰謀」論を唱える意見が多数存在します。
「犯人(とされる)オズワルドは何者かに操られていた」
「CIAを解任された長官 アレン・ダレス主犯説」
「裏切られたことの報復としてマフィアに暗殺された」
「大統領の座を狙った副大統領ジョンソン主犯説」
などなど。
挙げればきりがない程の説が存在します。
ただ今回のこの映画はそういった陰謀論に沿った内容ではなく、あくまでこの事件に関わった人達の状況や心情などを描いたストーリーとなっています。
その為エンターテイメントというよりはドキュメンタリーに近い内容だといえます。
大統領の執刀を行った研修医、設立依頼初めて「大統領を死なせた」シークレットサービス、事件の10日前に容疑者が訪れていたFBI、悲しみに暮れるジャクリーン夫人、暗殺の瞬間を偶然撮影してしまったカメラ愛好家、そして容疑者の家族。
立場の違う彼らが事件後どのように感じ、またどのような環境に置かれたのか。
オズワルドが埋葬されるまでの4日間の様子を描いています。
「JFK」や「ダラスの熱い日」のようなエンターテイメント性は薄いですが、これまであまりスポットが当てられていなかった関係者サイドの様子が描かれているのは斬新だと思います。
あ、ちなみに最近アップされたまとめ記事では、陰謀論の方が都市伝説というふうに解釈されています。これまではそういった「政府発表肯定論」は珍しかったのでご紹介しておきます。
とてもよく調べていると思います。
最後に余談ですが、シークレットサービスの護衛官役で、24に出てくる「アーロン・ピアース」役の人にそっくりな方が出演されていました。
(もしかしたら本人かも)
同じシークレットサービス役で出るなんて! と思ってビックリしました。