こんにちは。安くて量の多いお店が大好きなしんこー(@yakudatsujoho)です。
大阪のサラリーマンの強い味方、焼き鳥居酒屋チェーンの「鳥貴族」(※通称トリキ)が10月から値上げすることを発表し、私の周囲では動揺が広がっております。
男同士で、なおかつ急に飲みに行きたくなったときに必ず候補に現れる鳥貴族。全メニュー280円(税抜)というリーズナブルさと、大阪なら比較的どこにでもあるという気軽さで大人気のお店です。
その鳥貴族が、人件費の上昇や原材料のコスト増を理由に、10月から28年ぶりに、全メニュー一律18円値上げするというニュースが流れました。
「鳥貴族」28年ぶり値上げへ 人件費増で | NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170828/k10011115391000.html
これまでの全メニュー
280円(税込302円)
が、
298円(税込322円)
に変更となります。
値上げ後も300円を切るという価格ですが、それでも低価格を売りに厳しい競争を勝ち抜いてきたリーディングカンパニーの値上げというインパクトは大きいと思います。
関東の人は意外と知らない?
先日東京からお客様が来られた際、夜一緒に食事をするときに鳥貴族へ案内したのですが、その方に伺ったところ、行ったこともなければそもそも存在を知らないということでした。
※実際は首都圏にも出店しています(後述)
やはり関西圏以外ではまだまだ認知度が低いのでしょうか。
そんなわけで、鳥貴族を知らない方向けにちょっとした解説をしていこうと思います。
全メニュー280円の居酒屋
1985年、大阪・東大阪市に1号店をオープン。平成元年に、ビールや焼酎といったアルコール類、看板メニューの焼き鳥など全てのメニューを税抜280円で統一するという独自の価格戦略をスタート。
2017年7月現在、大阪をはじめとする近畿圏を中心に、東海・関東の1都2府8県に567店舗を展開するまでになっています。
2014年7月東証1部上場
売上高 245億956万9千円(2016年7月期)
ちなみに店名の「鳥貴族」は、「お客様を【貴族】扱いする(大切にする)」という意味が込められているそうです。
社長の息子は関ジャニ∞の大倉忠義
まあわりと有名な話ではありますが、関ジャニ∞の大倉くんのお父様が社長です。
焼き鳥がとにかくデカい!
これが定番のもも貴族焼。味は「たれ・塩・スパイス」の3種類から選べます。
たぶん普通の店の焼き鳥の1.5倍くらいの大きさ。
これ以外の串もみんなデカい。そして串は全て2本で280円。
発泡酒のジョッキもデカい
発泡酒の金麦を注文すると大ジョッキ(700ml)で出てくる。これで税抜280円なので、コンビニで350ml缶を2本買ったときの値段とほぼ一緒。めっちゃ安い。
ちなみにビールはプレモルで、こちらは普通サイズのジョッキで出てきます。
お通しがない
「頼んでもいない商品を客に出すのは余計な負担をかける」という理由から、お通し(突き出し)はない。替わりにスピードメニュー(注文してからすぐに出てくるメニュー)に冷やしトマトや枝豆などがある。これらももちろん280円。
とり釜飯のクオリティがすばらしい
人気メニューのとり釜飯、通称とりめし。
一人前(お茶碗軽く一杯分くらい)を小さな釜に入れて作ってくれる。鶏ガラスープで炊き込んでいるので、ご飯一粒一粒に鶏の旨味がしっかり染み込んでいる。おこげもちゃんとついています。
注文してから炊き上がるまで30分ほどかかるので、飲みが後半に差し掛かった時点で注文しておく必要がある。お店によっては「とりめしだけラストオーダーです」というアナウンスをしてくれるところもある。
8名以上なら2時間2800円で飲み食べ放題
極めつけはこれ。8名以上から予約できる「28(にわ)とりパーティー」。
2時間飲み食べ放題でなんと2800円(税抜)。
しかも全メニューどれを頼んでもOK。
飲み放題だけ
食べ放題だけ
ではないですよ。
飲み+食べ 放題です!
このコスパはマジですごい!!
前述の東京の方をお連れした飲み会はまさにこれで予約しました。
普段トリキを利用している我々でも知らなかったパーティープラン。
2時間という制約はありますが、8人以上で行くなら、絶対こちらがお得です。
これから
今回の鳥貴族の値上げは28年ぶりとのことで、連日ニュースで騒がれている人手不足が大きな原因とされています。
自分のいる業界ではとくに感じられませんが、小売や飲食などサービス業の人手不足は深刻なようです。
東京五輪に向けてこの状況は続くとされていますが、果たしてどうなるんでしょう。
…まあそんな暗いことは考えずに、また近々トリキに行こうと思います(笑)