先日同僚と年金の話になりました。
20歳になると納付が義務付けられる年金ですが、学生の間は納付猶予があるために普段意識することは少ないかと思います。もしかしたら社会人の方の多くが学生時代の未納分にはそういう考えかもしれません。
「年金制度は崩壊した」という話が一人歩きしているとはいえ、これまで経験したことのない超高齢化社会が訪れる為、実際今後どうなるのか全く想像がつきません。
とはいえ世間の常識(?)とは逆に、支給された時のことを考えて学生時代と転職までの空白(無職)期間の未納年金額を調べ、納付方法を聞く為に生まれて初めて年金事務所へ行ってきました。
年金のことについて聞いたり手続きするには年金事務所へ行け
生活する上で行くことのある役所といえば市役所(区役所)、免許センターぐらいのものですが、年金に関しての手続きに関しては年金事務所へ行く必要があります。
なお電話での相談や、窓口での混雑を避けるため事前予約も可能です。
学生時代の年金は【免除】ではなく【猶予】されるだけ
つまりいつかは払わないといけません。
[PDF]学生納付特例申請書 – 日本年金機構
学生時代の年金が払えるのは30歳になるまで
学生時代の猶予分を社会人になってから払うことを追納(ついのう)といいます。しかしこれには納めるまでに期限があります。10年以内です。つまり30歳になるまでに納めないといけません。
今回私が年金事務所に赴き、窓口の方に出してもらった資料がこちらです。
学生時代の未納分のうち、最後の半年分(21〜22歳分)しか納めることができないとのこと。
ある意味「時効」が存在するのです。
これに関しては完全に自己責任なので、半年分だけ納めるということで納付手続きをお願いすることにしました。
今月を含めて1ヶ月ずつ払うということで納付書を作成してもらいました。
それがこちらです。(※その場でもらえます)
コンビニや銀行、郵便局などで払える用紙です。公共料金のものと同じ仕様ですね。
これを今月から半年間かけて払っていきます。決まって毎月払わないといけないということはありません(収入に余裕があるならひと月に2枚分払ってもOK)。ただし期限は守らないといけません。
無職期間の国民年金の追納には審査がある
無事学生時代の年金問題がクリアになったところで、続けて無職期間の年金支払いについて尋ねました。
恥ずかしながら私はこれまで何度か転職しており、次の会社に入るまでの無職期間がのべ数ヶ月ありました。
その期間の未納分について調べてもらった結果がこれです
トータルで半年間でした。これについてはまだ10年経っていないので全額追納が可能とのこと。ただしこの日に納付書をもらうことはできませんでした。無職期間の年金(国民年金)後納には審査があるようです。
国民年金後納保険料納付申込書という書類に記入し、審査が通れば後日郵送で自宅に納付書が送られてくるとのことでした。
当日は以上の手続きを終えて年金事務所を後にしました。待ち時間も入れてトータルで約1時間弱。平日の昼前の出来事です。
無職期間の年金が追納できる書類が届いた
普段あまり自宅のポストを覗かないので気が付きませんでしたが、1週間ぶりにポストを開けると無事審査が通ったという案内と、納付書類が届いていました。
▼国民年金後納保険料納付申込承認通知書
書類の発行日付を見ると年金事務所を訪れた翌日でした。ひょっとしたら翌々日には届いていたのかもしれません。
この分も学生時分と併せて、これから半年間で支払っていきます。二口は少々厳しいですが心のしこりを取り除く為にもがんばろうと思います。
年金未納・追納手続きについてのまとめ
自身の年金問題について一部ですが解決することができました。学卒後のこれまでの10年間は仕事漬けでまわりに目がいっていなかったこともあり無頓着だったと反省しています。年金を含む保険料は「溜め込んだものをもらう」ものではなく「今いる人を支える」為のものですので、ほんの少しですが力になれたのではと思っています。私と同じ、主に現役世代の若年層に向けての内容となりましたが、参考にして頂ければ幸いです。