普段はフルーツジュースはほとんど飲まないのですが、近所の関西スーパーで見つけたオレンジジュースがあまりにも美味しかったのでご紹介したいと思います。
ぎゅっと搾って 瞬間パック 厳選みかん ストレートジュース
これが正しい商品名なのかは不明です(笑)
パッケージに書いてる文字を全て並べました。
ちなみにお店のポップには記事のタイトル通り「瞬間パック 厳選みかん」と書いてありました。
かなり積まれていて興味を惹かれたので1本買って帰ったのですが、これがめちゃくちゃうまい! 酸っぱすぎず甘すぎない、絶妙な味です。
これまで100%ジュースというとドロッとしていたり酸っぱすぎてあまり好きではなかったのですが、これは何杯でもいけますね。
和歌山県産 温州(うんしゅう)みかんを使用
パッケージにも書いてありました。旬の時期の中でも、特に甘味と酸味のバランスが良い完熟みかんを厳選しましただって。そりゃ納得だわ。
摘み取った果実をその日のうちに搾ってパック、余分な熱を加えないことでみずみずしい果実本来の味わいをお楽しみいただけます。まさに書いてある通りの味でした。
ところでお店のポップにもある「ストレートジュース」と、パッケージにある「濃縮還元していません」という表記が気になったので調べてみました。どうやら明確な違いがあるようです。
濃縮還元とストレートジュースの違い
どちらも果汁100%のジュースというのは変わりありませんが、その製造工程に違いがあります。
ストレートジュースは、絞った果汁を低温殺菌した後、そのままパック詰めしたものです。果汁本来の味に1番近いジュースです。
対して、濃縮還元ジュースは、殺菌した後、絞った果汁を加熱して水分を飛ばし、濃縮してペースト状にします。その状態で保存し、出荷するときに再度水分を加えて元の濃度(果汁100%など)に還元した上でパック詰めします。
こうやって考えると、一番の違いは水分ですね。ストレートジュースは水分が果汁ですが、濃縮還元ジュースは水なのです。
なぜ濃縮還元ジュースはそんなことをするかというと、水分を抜くことで果汁の量を減らし、輸送コストを削減するためです。
原料となる果汁の多くは海外で加工されます。果汁をそのままの体積で運ぶとなると莫大な輸送費がかかってしまうのです。
そうして濃縮して量を減らした状態で輸送された果汁は、商品化するために再び水を加えて「果汁」に戻されます。
しかし、濃縮した段階で、果汁が本来持っている香りや風味が損なわれてしまいます。そこでそれを補うために「香料」などが加えられます。砂糖を加える場合もあります。
「濃縮還元」「ストレート」の表示は、100%ジュース製品に対してのみ表示するように定められています。したがって100%未満の果汁飲料や、野菜と果汁の混合飲料は、表示義務がありません。
味に違いはある?
「濃縮還元」は加工を加えるため、どうしても「香り」等の風味が損なわれてしまいます。またその「濃縮」と「還元」の過程において、味が落ちてしまう場合があります。すると製品としては非常にマイナスです。このため、落ちてしまった味を取り戻すために砂糖や塩を加えた製品があります。このような製品は、「○○ジュース(濃縮還元)」と並んで「加糖」と表示するように定められています。
砂糖や塩を加える製法が行われているのは一部の商品だけで、全ての「濃縮還元」商品にあてはまるわけではありません。
栄養価の違いは?
濃縮還元ジュースに、濃縮した果汁を元に戻すための水しか足されていなければ、ストレートジュースと栄養価での違いはないといえるでしょう。カロリーやその他の栄養素の密度などにもほぼ違いはないといえます。ただし、その濃縮還元ジュースに、糖分が加えられていたら、カロリーなどが大きく変わってきます。
やっぱりストレートジュースはおいしい!
私は貧乏舌なので細かな違いはわかりませんが、やっぱりこのストレートジュースはおいしい、それだけは言えます。
お店に置いてある間は、買い物のたびに2〜3本まとめて買うようにします!